『俺たちのセカンドライフをはじめよう ワークショップイベント』BABA labホンネ会議2025

BABA labでは、毎年一回「年イチ・ホンネ会議」として、いま気になっているテーマで皆さんとワイワイホンネで語れるイベントを開催しています。


今年のテーマは、『俺たち!のセカンドライフをはじめよう』です。

近年では、男女ともに定年まで働く人たちも増え、現役時代に地域の人とつながる機会も少なく、セカンドライフの活動にハードルの高さを感じる人が多いのが現状です。

「なにかやってみたい!」「やりたいことはあるんだけど」と思ってはいるものの、それを叶えるチャンスもあまりありません。そこで、今回のワークショップイベントでは、地域でなにかやりたい人、それを手伝いたい人、誰かとつながりたい人が集まり、地域の人との“ゆるやかなつながり”を作りながら、やりたいことを具体化していこうという企画です。

□後援
さいたま市

□企画の背景
定年などでセカンドライフを迎えたあとに、「自分のやれること」を探しているシニアが多い。「やりたいこと」があったとしても、それを具現化していくチャンスが少ない。

イベントのレポート

定年後に「地域でなにかやりたい」「人の役に立ちたい」「誰かとつながりたい」と思っていても、その一歩を踏み出すのは簡単ではありません。今回のイベントは、そんな思いを抱く人たちが集まり、地域での“ゆるやかなつながり”を作ることを目的に開催されました。

近年は定年延長や人材不足、社会保障への不安を背景に、70歳を過ぎても働き続ける人が増えています。自治会の役員、ボランティア、サークル活動など、いわゆる「地域デビュー」の時期も以前より遅くなっています。しかし実際に「なにかを始めたい」と思っても、仲間や情報に出会えず、挑戦のハードルを感じる人は少なくありません。

ワークショップの様子

今回のワークショップでは、参加者のうち4名が「自分のアイデアを形にしたい」と声をあげ、次の4つのテーマが生まれました。

1 生成AIを使った教室やイベントを実施したい

2 詩吟教室を広げたい

3 週に1回「おばあちゃん食堂」を開きたい

4 子どもたちへの読み聞かせをしたい

グループごとに分かれて話し合いが行われ、どのように始めるのか、必要な仲間や場所は何か、実現のための課題は何かといった具体的な検討が進みました。短い時間ながら、参加者同士が経験や知識を持ち寄り、「それなら協力できる」「まずは小さく試そう」といった前向きな意見が飛び交い、自然と会話が広がっていきました。

発表と広がるつながり

最後の発表の場では、アイデアを出した人だけでなく、グループに加わった人からも「知り合いの会場を紹介できる」「こんな協力ができる」といった具体的な提案が寄せられました。会場全体が「一緒にやってみよう」という温かな期待感に包まれ、参加者の表情も明るくなっていたのが印象的でした。

□今後の予定
今回のイベントを通じて、地域での挑戦は一人では難しくても、仲間と出会い、つながることで大きく前進できることが実感されました。今後もBABA labでは、このような「小さな一歩を応援する場」を継続的に開き、誰もが「やってみたい」を形にできる地域づくりを進めていきます。


《このイベントに興味をお持ちの方へ》

◇イベントについて詳しい話が聞いてみたい

◇定年を迎えるシニアになにか施策を検討したい など

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